FXのレバレッジ
レバレッジという言葉がFXをしていると、よく出てくる。
レバレッジとは英語でてこのことである。
てこの原理を使うと、子どもや力のない人でも、重い石を動かしたりできる。
FXでは小さい資金で、より大きい効果を得られる可能性があるということから、このように言う。
レバレッジという言葉がFXでよく使われるのは、FXが取引口座へ入金した資金の一部、または全部を保証金として業者に預け、それを担保としてその数倍から数十倍の価値の外貨を売買するという特徴があるからである。
このときの担保である保証金に対する、実際の取引金額の大きさ(倍率)がレバレッジとなる。
例えば、1ドル110円として、10万円を元手に1万ドル(110万円)の取り引きをしようとするとき、この時のレバレッジは110万円÷10万円=11倍となる。
1ドル110円で買った米ドルが、1ドル120円に値上がりしたとすれば、1万ドルを買っているので、為替差益は10万円になる。
FXでは、小資金でこれだけの利益が得られることもあるのが何よりも魅力である。
レバレッジを高く設定すれば、大きく利益が出ることもあるが、損失が大きくなることもあり得るので、FXを始めようとする前には気をつけなくてはならない。